2023.12.22
Happy Christmas!
今年もあとわずか。大雪?に見舞われた北陸地方ですが、理学部の島田先生と学生が中心にスノー&アイスランタンイベントを開催しました。いつもは雪がないので、アイスランタンのみですが、今年はスノーランタンも製作。ただ、次から次へとローソクに積もる雪のため、なかなか思うようにはいかないのは、いつも通り。今年を振り返ると、ようやく普通?の生活に戻りつつも、マスクやコミュニケーション不足により、相変わらずストレスの多い一年でした。ただ、研究活動が徐々に元に戻りつつあり、楽しく過ごせる時間が増えたのではないかと感じています。温暖化や戦争など不安定状態が続いていますが、来年はどんな年になるのでしょうか。ゆっくりでも一歩ずつ前に進みながら、楽しんでいきたいと思います。よいお年をお迎えください。
2023.12.14
ART x CLIMATE in Exploratorium Afrer Dark
AGU参加中にいわゆるナイトミュージアムが開催されると言うことで、エクスプロラトリアムに行ってきました。お題は、「ART x CLIMATE in Exploratorium Afrer Dark」です。夜にも関わらず?、多くの来館者と講演会場には入りきれないぐらいの参加者でした。このところ、魚津埋没林博物館と黒部市美術館とでおこなっている、ARTとコラボした蜃気楼、「Infinity mirage」を手伝っていたので、今回のテーマは、非常に興味があり参加してきました。研究者は研究のことだけ考えがちですが、いろいろな発想、いろいろな目線でサイエンスを見つめ直すことの重要性を感じています。エクスプロラトリアムは、以前の場所にあった頃から通っていますが、当時から行動展示の先進をいっており、子どもも大人も楽しめる科学館です。もし、サンフランシスコに行かれることがあれば、お勧めする場所のひとつです。
2023.12.13 - 2023.12.15
AGU fall meeting 2023 in San Francisco
今年もAGU fall meetingに参加・発表してきました。やはり、いつもの開催場所であるサンフランシスコは良いですね。私にとってサンフランシスコは、四半世紀以上前に始めて訪れたアメリカの街でもあり思い出がたくさんです。昨年のシカゴは雪も降り寒かったですが、天候にも恵まれ、サンフランシスコの街中は、クリスマスムードでした。ただ、ムード一色とは言えず、コロナの影響か閉店した店舗や路上生活者が多く見られ、いつもより盛り上がっていない印象を受けました。学会は以前 に戻った感じで、多くの研究者が参加していましたが、日本人研究者の少なさにびっくり。今年は様々な国際会議に参加させて頂きましたが、同じような状況でしたので、日本のサイエンスの未来を心配した一年となりました。私はと言えば、今回も発表が最終日であったため、少し遅れての参加となってしまいましたが、これからの研究に有意義な議論を多くの方々とお話出来たことはうれしく思います。とにかく、研究は苦労の連続ですし、地球物理学の観測は自然相手なので大変ですが、一緒に楽しく研究出来る世界中の仲間がいることに感謝しながら、ハッピーメリークリスマス!
2023.12.07
博物館展示論の実習
今年も博物館展示論の授業の一環として、富山市科学博物館で実習を行いました。学芸員のみなさま、ご対応ありがとうございました。ようやく普通の生活に戻りつつも、インフルエンザなど流行っている昨今、昔のような教育に戻れているのかどうか。普段はお客様として博物館を訪れている学生たちは、今日は学芸員の目線での現場でのお勉強。様々なことを学び取ってくれたのではないでしょうか。今年はプラネタリウムが新しくなり、来年からは徐々に展示更新していく予定ですので、みなさま、是非、富山市科学博物館に遊びに来てください。
2023.12.04
第17回立山研究会開催
昨年、開催出来なかった「立山研究会」ですが、今年は無事に開催することが出来ました。貴重な研究発表と27名の参加者、みなさまありがとうございました。この研究会は、2010年の富山大学立山施設の大改修以降、正式?に行ってきたもので、「立山が好きの人は勝手に集まれ」の趣旨の元、全国から集まって頂いております。今回は、限られた時間でしたが、内容の濃い研究発表会となり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。研究成果も着々と出てきていますので、今後につながるさらなる計画を立てていきたいと思います。次は、来春の立山積雪調査でしょうか。雪掘り参加者大募集中です。今回の研究会は、富山コンベンションビューローの協力を頂きました。ありがとうございました。
2023.11.30 - 2023.12.02
苫小牧〜札幌
先日、観測が中断していた北大苫小牧研究林の再設置及び観測と北大低温研の観測のため、北海道に行ってきました。12月としては氷点下の日々、しばれていましたが観測も再開出来、ホットしているところです。本当に多くの方々に支えられている観測です。感謝。
2023.11.15 - 2023.11.17
ローマ・フラスカティに行ってきました
ESA-JAXA Pre-Launch EarthCARE Science and Validation Workshopに参加・発表のため、イタリアのローマ・フラスカティにある、ESA/ESRINに行ってきました。2015年以来のESA/ESRINでしたが、今回は日本とヨーロッパで共同開発している「雲エアロゾル放射ミッション」EarthCARE衛星の打ち上げ前の会議でした。衛星はようや〜〜く来春に打ち上げ予定です。会議は非常に有意義なものでしたが、イタリアの洗礼を受けてきました。電車・地下鉄のストライキのみならず、電車の運休(テルミと空港間のレオナルドエキスプレス)、なかなか予期せぬことで翻弄されてしまいました。聞いたところによると、レオナルドエキスプレスは、夏に線路の工事をしたけど、線路幅を間違って工事し、ようやく工事を再開するので電車が運休したようです。駅・空港はバスを待つ観光客で長蛇の列。。。イタリアだから許せるのでしょうか。
2023.11.11
第35回富山県高等学校文化祭自然科学部研究発表会
今年も高文祭自然科学部研究発表会が、富山大学理学部で開催されました。まだまだ、インフルなど流行っているようですが、久しぶりに100名を超える高校生が集まり、活発な発表会が出来たのではないかと思います。このような研究発表の経験を活かし、今後の勉強や研究などに役だってくれることを願っています。みなさま、おつかれさまでした。
2023.11.07
大野に行ってきました。
この1週間で2度目の福井県です。今日(11/7)は、福井県立大野高等学校でした。立派な門構えの高校で、礼儀正しい生徒たちで、楽しい時間を過ごすことが出来ました。私の話(学問発見講座)が、少しでも将来に向けてのきっかけになってくれればと願うばかりです。
2023.11.01
「富山売薬薩摩組」植松三十里著
歴史小説家の植松三十里さんの最新刊「富山売薬薩摩組」が、エイチアンドアイ社から出版されます。とある縁で、今回の書籍の出版にあたり、富山を取材された際にちょっとだけご案内した経緯があり、今回、この本を紹介したいと思います。私の先祖も売薬さんだったらしいのですが、ほとんど知識や昔の情報がなく、改めて勉強にもなりました。是非、越中富山の薬売の歴史小説をご堪能頂ければ幸いです。
2023.10.30
今年も富山地方気象台で実習
2年生の授業の一環で、今年も気象庁富山地方気象台に行って、気象庁業務や防災気象情報、屋上や露場の見学をさせてもらいました。気象庁のみなさま、毎年ありがとうございます。今年の2年生から学科名称が変更となり、理学部自然環境科学科の学生の実習となりました。これから様々な自然環境分野の研究に取り組んでいくことと思いますが、どの分野でも気象庁データは重要かと思います。この時期に、しっかり学んで頂ければと思います。また、このところ気象災害が多いので、このような防災情報を発信していることの重要性を感じて頂ければと思います。
2023.10.25 - 2023.10.26
ゆきむし大量発生 in 札幌
ゆきむしが飛ぶとそろそろ雪かなと、この時期の風物詩として子どもの頃から経験してきましたが、これほど大量発生するとは。。。地球温暖化の影響によるものと報道されていましたが、この夏の酷暑による気温上昇は、地球環境にさまざまな影響を与えているようで、今年だけですまされない危機感を覚えます。歩くのに苦労するぐらいのゆきむしの発生は、北大低温研の屋上から札幌の中心地がもやっている様子が見えました。この日は越境汚染(PM2.5等)の影響もありましたが、ゆきむしによる視程低下は、観測データに何らかの足跡を残したのではないかと思っています。これから解析してみようと思います。
2023.10.25 - 2023.10.26
こちらは順調な観測
秋の気配を感じる北海道大学です。いつものように多くの観光客が構内の紅葉を見に訪れています。北大低温研屋上の観測は順調です。とは言え、この四半世紀を超えた札幌観測もさまざまなトラブルに見舞われ、苦労の連続でした。継続は力なりですが、温暖化や気象災害など、とりまく大気環境の変化を、この札幌から引き続き発信出来ればと思っています。
2023.10.24
また、また故障。。。
悲しげな観測機器の跡の写真が一枚。老朽化が著しい私たちの観測ネットワーク。NASDA時代(現JAXA)の観測機器がまだ現役で何台も動いています。観測機器にも働き方改革が必要でしょうか。苫小牧のスカイラジオメーターは、電源関係と思われる故障で、修理のため撤収しました。関係各位には大変お世話になりました。そろそろ冬の気配、雪が積もるまでには、再開したいと願うばかりです。
2023.10.23
気象学会 in 仙台
久しぶりの仙台。久しぶりの牛タン。久しぶりの気象学会。やはり対面での学会はいいです。オンライン会議が当たり前となった日本の風潮ですが、人と人とのコミュニケーションは重要なので、アナログを通したいと思う今日この頃です。
2023.10.12
そろそろ立山も冬景色
10月に入り、そろそろ立山も冬景色。先日降った雪が残っていました。写真は、紋別の帰り羽田ー富山便の機内から撮影です。雄山、浄土山、室堂平、地獄谷などが写っていると思います。日の入りが早くなったので、撮影が間に合うか微妙でしたが、何とか立山を見つけることが出来ました。観測機器を撤収し、山小屋も冬支度をしなければいけませんが、天候を眺めながらでしょうか。
2023.10.11 - 2023.10.12
紋別の観測開始
あれだけ暑かった今年の夏。ようやく涼しさと共に観測準備が整い、紋別に行ってきました。準備のため富山で観測していたら原因不明の故障。。。原因はわからずでしたが、何とか正常に観測出来るようになりホット。天気もよく、スムーズに設置作業が終わると決めつけていたら、トラブル発生。いつもながら、なかなかスムーズに観測させてくれません。何とか観測出来る体制が整い、観測開始です。関係各位のみなさま、大変お世話になりました。本観測は、北海道大学低温科学研究所との共同研究で、オホーツク海沿岸の大気・海洋・雪氷環境の観測です。2022年まで網走地方気象台で行われた観測の次につながる研究です。これから紋別は冬、今年の流氷はいかがなものでしょうか。観測データが楽しみです。
2023.09.29
山岳大気実習2023開催!
何とか今年も無事に野外実習Aコース(山岳大気実習)を開催することが出来ました。天気とにらめっこしていたら、こんな時期になってしまいましたが、紅葉はちょうど見頃で良い実習が出来ました。いつもはこの時期まで一部雪渓が残っていたのですが、今年は猛暑のせいか、融けてなくなっていました。とは言え、そろそろ立山は雪がちらつく季節となってきます。みなさま、安全に登山ください。
2023.09.15
長野県屋代高等学校に行ってきました
9月中旬というのに、酷暑が続いている今日この頃。仕事が終わって帰るときに何か体がおかしいと気づいたのが遅かったと思うのですが、今日(9/15)の長野市の最高気温は34.5度! 今年は本当におかしいと言うか、地球が壊れてしまった気がしてなりません。そんな地球温暖化の話とサイエンスへのさらなる興味を持ってもらうため、久しぶりに県外の高校に行ってきました。今回は、「2学年ミニ大学」の授業依頼で、長野県屋代高等学校に行ってきました。いつもながら思うのは、県外の生徒は元気があり、話していて楽しいです。ひとりでも多く、何かのきっかけをつかんでくれればと思うばかりです。信州のおいしい蕎麦も堪能してきました。
2023.08.18
清水港袖師第一埠頭に行ってきました
6月に設置したMR23-05 Leg. 1 & 2の海洋地球研究船「みらい」の航海が終わり、清水港に帰ってきました。設置時は台風の影響を受け、撤収時も台風の影響が心配されましたが、何とか無事に航海を終えることが出来ました。日本海洋事業のみなさま、観測サポートありがとうございました。このところ、太平洋側の静岡よりも日本海側の富山の方が暑さが厳しいですが、それでも甲板での撤収作業はつらいです。腰も痛めているせいもあり、真夏のお外の作業は過酷としか言いようがありませんでした。お盆休みなのか夏休みなのかどこも非常に多くの人が行き交っており、うらやましくもありましたが、来週から通常営業に戻る良いリハビリとなった感じでした。。。それにしても、いつまで酷暑が続くのでしょうか。
2023.08.09
今年の立山・浄土山の太陽放射観測はじまりました
業務と天気をにらめっこしていたら、こんな時期になりましたが、今年も立山・浄土山の太陽放射観測を開始しました。台風の影響もあり下界は半月以上猛暑日が続き、山の上もいつもよりかな〜り暑い浄土山です。設置した朝は晴れていたのですが、設置が終わった途端、雲の中、おまけに雨まで、自然相手の観測ってこんなものです。小屋周辺の雷鳥のこどもがあまり見受けられなかったのですが、今年は何かがあったのでしょうか。高山植物はきれいなお花が咲いていました。このところ、山岳事故が多いようですので、気をつけながら登山を楽しんで頂ければ幸いです。今年はどんな観測データが得られるのでしょうか。楽しみにしています。
2023.08.07
気象庁富山地方気象台見学
富山の猛暑日(最高気温が35度以上の日)はいつまで続くのか。。。そんな暑い中、大学院理工学研究科修士1年生の「大気物理学特論B」の授業の一環で、富山地方気象台へ気象業務のお勉強のため行ってきました。そもそもは、学部の時に見学出来たはずだったのですが、ちょうどコロナ禍の真っ直中だった学生たちは中止。今回、気象台のご厚意で、大学院生になってやっと見学が実現できました。富山地方気象台のみなさま、本当にありがとうございました。暑い中、実際の雲を見ながらの雲形の違いや観測機器の説明、現場の気象業務内容など詳しく説明して頂きました。たぶん、学部の時より大学院生となった現在の方が、よりいろいろなことを吸収してくれたのではないでしょうか。このような取り組みから、次の世代を担う気象庁職員として活躍してくれることを願うばかりです。実は、富山大学出身の気象庁職員は多いのです。本日は酷暑の中、本当にありがとうございました。
2023.08.05
東京理科大学 校友会 理窓会・富山支部総会
暑過ぎる富山に戻ったのもつかの間、今日(8/5)は、学部の母校である東京理科大学 校友会 理窓会の富山支部総会に出席してきました。帰国後も体温を超える暑さが続く富山・秋ヶ島(富山空港)は、2週間連続35度を超えています。人間はこの暑さに耐えうるように進化するのでしょうか。私は絶滅危惧種でいいので、個人的にはこんな進化はしたくありませんが。。。さて、コロナもあり2019年以来の理科大の富山支部の同窓会に参加してきました。久しぶりに懇親会も出来、同窓生にも会え、楽しい時間を過ごすことが出来ました。とは言え、私より年上の先輩ばかりが大半です。是非、若い人も参加して欲しいと思います。やっぱり、母校は良いですね(♪〜我らが学園)。写真は終わった後の富山駅の綺麗な夕焼け。富山も都会に見えますかね。
2023.08.01 - 2023.08.03
シンガポールに行ってきました
多分、2015年以来のシンガポールです。以前の記事を読み返してみると、同じように富山より涼しいとありましたが、比べものにならないぐらい2023年夏の富山は酷暑です。今回もAOGSの国際会議に参加のためですが、違いは招待講演での研究発表です。お声をかけて頂きありがとうございました。コロナによっても様々な状況が変わっていますが、入国の手続きが変わったり、空港ターミナルが変わったり、思ったより現金のみでカードが使えなかったりで、先進的なシンガポールの街並みとのギャップを感じる2泊5日の旅でした。AOGS2023は、以前の活気が戻ったようで、たくさんの参加者で賑わいました。メンターを頼まれたので、海外の若手と交流する機会を得ることが出来、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。ただ、先月のIUGGもそうですが、日本以外の学生や若手研究者が多く見られ、日本のみらいに警鐘を鳴らさざるを得ないというか、我々、大学の責任なのかと痛感しました。滞在が短かったので、何とかシンガポールチキンライスは食べることが出来ましたが、もっといろいろなものを食べたかったです。シンガポールは、観光客の多さやマリーナベイ・サンズやセントーサ島など驚きばかりですが、チャンギ空港に新たに出来た「JEWEL」の屋内の滝は圧巻でした。シンガポールに行った際は、空港に滞在する時間も少しだけ増やしたら良いのではないでしょうか。改めて今回も、いろいろな研究者に会え、いろいろな議論も出来、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
2023.07.31
暑すぎる富山から脱出
一時(いっとき)の変化だけで議論するのは良くないと授業などで話しをしていますが、地球温暖化は次のフェーズに入ったのではないかと感じる今日この頃です。7月23日以来、9日連続(7/31現在)で秋ヶ島(富山空港)の最高気温が35度を超えています。先月のベルリン出張も暑かったですが、台風の影響とは言え、じわじわと地球が壊れて来ているのを実感しています。変な話ですが、これから富山より最高気温が低い、赤道直下の北緯1度のシンガポールに脱出です。授業を終え、最終便で羽田に向かい、日付の変わる深夜便でシンガポールへ。関東北部で発達した積乱雲の影響なのか、いつもと違う西回りの航空路。着陸間際の機内からの東京湾の夜景は、遠くの雷雲と横浜の花火が綺麗でした。
2023.07.25
高大連携 in 南砺福野
理学部広報委員長(高大連携担当)を拝命してから早4年。激動のコロナ禍を経験しながら、日々、高校生へのサイエンスの普及のため活動を行ってきました。来年度(令和6年度)から理学部は、理学部5学科から理学部理学科6プログラムとして生まれ変わろうとしています。今年度は、さらに高大連携(理学部訪問、高校訪問、課題研究など)の受け入れが多くなっており、うれしい悲鳴というか、対応に苦慮しているところです。ひとりでも多くの生徒に理学系の大学に進学してくれればとの思いで、県内外の高校からの依頼に出来る範囲で対応しています。今日(7/25)は、「出張模擬授業」のため富山県立南砺福野高等学校に行ってきました。お世辞にも富山県内の高校生は県外と比べると県民性なのかおとなしいですが、南砺福野の生徒は真剣に聞いて頂けたのではないでしょうか。これから冬まで多くの高校生の対応をさせてもらうと思いますが、高校生活を楽しみながら受験勉強も頑張って欲しいと思います。ファイト!
2023.07.14 - 2023.07.16
ベルリンに行ってきました
IUGG2023に参加・発表のため、久しぶりの独・ベルリンに行ってきました。あまり下調べもせず、日本よりは涼しいかなと思いきや、ヨーロッパも熱波に襲われていたようで、ベルリンも例外ではなく暑かったです。IUGGは4年に1度の大きな国際会議で、ちょうど前回のモントリオールから今まで、コロナで研究活動が制限されていた時なので、対面で参加出来て良かったです。この4年間、記憶が飛んでしまった感じです。昨年12月のAGUと比べると日本からの参加者も少し増えたように思えましたが、まだまだなのでしょうかね。ヨーロッパに滞在中はマスクをしていませんでしたが、日本では未だにしている自分に不思議さを感じています。ベルリンはドイツの首都なのに、何故か日本からの直行便が飛んでいないので、今回はミュンヘン経由、本場のヴァイスヴルストも堪能できました。もちろん、ベルリンのアイスバイン with ビアもおいしかったです。今回も有意義な議論、ならびに仏・リールによって研究打ち合わせも出来たので、いつもながらたくさんの夏休みの宿題をかかえて帰ってきました。
2023.06.16 - 2023.06.17
オホーツク紋別に行ってきました
様々なところへ行ってきましたが、行ってそうで行ったことがないところがたくさんあります。そのひとつに、北海道紋別市があります。北海道大学低温科学研究所出身にも関わらず、網走や滝上などはあるのですが、何故か機会がありませんでした。今回、オホーツク海の研究をするため、低温研と一緒に観測を始めることにしました。かつては、1998年に斜里町で、2012年〜2021年までは網走市でエアロゾルの光学的特性の観測を行っていましたが、今夏から紋別市で観測を始めることにしました。ガリンコ号が停泊していましたが、天候に恵まれ、冬の流氷が想像しづらかったですが、観測地としては最良な場所かと思います。紋別市をはじめ、関係各位の皆様には、よろしくお願いします。
2023.06.12 - 2023.06.13
清水港富士見埠頭に行ってきました
今年度の海洋性エアロゾルの光学的特性の観測を行うため、海洋地球研究船「みらい」が停泊中の清水港富士見埠頭に行って観測機器の設置を行ってきました。台風3号と梅雨前線の影響により、1日目は雨の影響を受けましたが、2日目は朝から晴れて甲板作業は汗だくでした。日本海洋事業のみなさま、設置のサポートありがとうございました。今年は、どんな観測データが取れるでしょうか。
2023.06.08
【受験生必見!】理学部を取材して頂きました
大学受験の塾「東進ハイスクール」から富山大学理学部を紹介して頂けるとの依頼があり、本日、撮影を行いました。テーマは、「水:富山の自然」です。富山大学理学部では、標高3000mの立山連峰から水深1000mの富山湾まで高低差4000mの自然豊かなフィールドで教育研究出来る環境にあります。大学内での座学のみならず、野外実習など実際の自然に触れてサイエンスを学ぶことが出来る大学です。撮影して頂いた映像は、夏頃完成予定(東進ハイスクールのウェブなどで公開)ですので、楽しみにしてください。東進ならびに出演して頂いた先生、学生さん、ありがとうございました。
富山大学理学部は令和6年に改組されますが、上記の内容をさらに強化しながら、富山の自然から様々なサイエンスを学べる場としてみなさまをお待ちしています。これだけでなく、数学、数理情報学、物理学、化学、生物科学、自然環境科学など、様々なサイエンスの分野の教育研究も行っていますので、志望校のひとつとして参考にして頂ければ幸いです。2023年8月5日(土)は、対面で富山大学五福キャンパスオープンキャンパスを行いますので、是非、遊びに来てください(遊びに来られ(富山弁))。
2023.05.22 - 2023.05.26
フランス・リール大学に行ってきました
WORKSHOP Lille 2023 & GRASP ACE Summer Schoolが行われたため、フランス・リール大学に行ってきました。世界各地から我々の分野(エアロゾルと雲)の研究者・学生、約200名が集まり、有意義な時間を過ごすことが出来ました。ワークショップでは、朝から晩まで最先端の研究内容を直接聞いたり議論し発表できたので、やはり対面での良さを痛感しました。コンファレンスディーナーは、お城?での開催。終了時刻が24時となっていたので、半信半疑でしたが、ヨーロッパスタイルなのでしょうか。美しい会場とおいしい食事を堪能しました。自分の発表も終え、最後の1日半は学生向けのサマースクールでした。若い人たちは、真剣?にGRASPのアルゴリズム等を勉強していました。会議も含め、日本からの参加者は数名でしたし、サマースクールの学生参加は、日本の大学からはゼロでした。かろうじて、アメリカに留学している日本人学生がひとりいましたが、是非、海外で研究を楽しもうと思う若い人たちが増えることを祈っています。今回も多くのことを吸収し、多くの宿題を抱えて帰ってきました。なかなかエンジンがかかりづらくなってきていますが、もっともっと研究を楽しみたいと思います。
WS Lille 2023 & GRASP SC
2023.04.19 - 2023.04.21
立山・室堂平積雪調査2023
今年も無事に立山室堂平で積雪調査を行うことが出来ました。立山黒部アルペンルート(立山黒部貫光)、立山室堂山荘など多くの山岳関係者のご協力により継続することが出来ました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
今年は、全線開通日の4月15日から数日間は天気が悪かったので、4月19日から始めました。結果的にその分、ここ数日の黄砂現象も観測し、さらに積雪も増えましたが、何と言っても今年は雪が少ない! 昨年の雪の大谷は18mでしたが、今年は何と13mだそうで、谷側の壁はかなり少ない印象でした。今年の立山積雪調査の積雪深は455cm(2023.04.20現在)で、私がこの調査に参加して約15年になりますが、2番目の少なさでした。例年、約6mぐらい積もるので、景色も違った感じです。ちなみに、昨年は615cm(2022.04.17)、一番少なかったのは、2016年の400cmでした。毎年、雪を6mも掘っている人はいないと思いますが、4mと6mでは掘る労力も全く違うので、掘る側としては比較的楽でしたが、研究者としては今後の山岳環境や水資源を心配してしまいます。これから様々な角度から立山の環境、地球の環境を分析・解析を行っていきたいと思います。参加して頂いたみなさま、お疲れ様でした。
過去の立山積雪調査の様子
積雪調査動画紹介:アルスの礎2019年8月1日放送分
積雪調査紹介:未来を拓く:おもしろい授業(富山大学)
立山黒部アルペンルート(立山黒部貫光)
立山室堂山荘
2023.03.25
桜たちの未来
観測史上最速の今年の富山の桜の開花(3/22)。松川の夜桜(3/25)は見頃となっていました。あまりにも早い開花に、温暖化研究に携わる身として、地球の気候変動に警告せざるを得ないと感じています。とは言え、富山大学に赴任した2002年も歴代3位の早さの開花(3/26)で、富山での新しい生活にわくわくしていた記憶がよみがえります。あれから21年、この時期は教員としては複雑な気持ちで、卒業研究論文の出来映えよりも、卒業生の未来の姿を考えてしまいます。そんな中、青木研初期の頃の卒業生からのお誘いがあり、今宵は酒と肴で楽しい時間を過ごすことが出来ました。アラフォーとなった卒業生ですが、学生時代と変わらずの姿とそれぞれの場所での活躍に安心しました。先日、定年退職される先生の「最終講義」に参加した際、卒業生からの先生への思い出を聞き、教員から受ける影響の大きさを再認識しました。青木研の卒業生も70名を超え、何を伝えられてきたかと思うと、最近は「・・・」と思うことが多くなってきましたが、サイエンスから学んだことをベースに、楽しい未来を過ごして欲しいと切に願うばかりです。
2023.03.21
そろそろ富山も桜の開花
春分の日の今日(3/21)。松川べりの桜が、少し開花していました。そろそろ富山も春でしょうか。明後日は富山大学の卒業・修了式ですが、ほぼコロナ禍で過ごした学生たちは、どんな社会人になっていくのでしょうか。いろいろな意味で、良い新年度が始まることを期待します。期待と言えば、ホタルイカが解禁となりましたが、なかなか取れていないようで、はやく安くならないかなぁと待ちわびる今日この頃です。春の風物詩の魚津の上位蜃気楼も観測されたようですが、温暖化による影響は、私たちの生活に影響を及ぼしています。今年の立山の積雪もいつもより少なめな感じですが、研究を楽しみながら、それらのデータが社会の役に立つように、一歩ずつ前に進んで行きたいと思います。
2023.03.19
ホーム開幕戦へ
J3のカターレ富山のホーム開幕戦に行ってきました。いつもならこんなことはないのですが、駐車場の空きを探すのに苦労するするぐらい、多くの観客が来られたようで、うれしいことでしょうか。天候にも恵まれ、スタジアムからの立山連峰が綺麗でした。引き分けで終わるかと思いきや、ロスタイムに得点し、勝ち点3をゲット。今年こそは、J2昇格争いに加わって欲しいものです。
2023.03.16
富山市科学博物館プラネタリウム リニューアル!
富山市にある富山市科学博物館のプラネタリウムが新しくなりました。本日(3/16)記念式典に参加し、テープカットもさせて頂きました。30年以上前に、某科学館のプラネタリウムの解説台に座っていた頃がなつかしくもあり、技術の進歩ってすごいなぁと感心しました。科学博物館 4代目の五藤光学のプラネだそうで、1億個の星空を投影できます。今回は、機械が新しくなっただけではなく、普通席以外に「寝転びシート」や「親子席」、耳の不自由な方向けの対応席など多くの方に来て頂けるような工夫があります。是非、博物館に遊びに行って頂ければ幸いです。
2023.03.08
久しぶりに東京海洋大学に行ってきました
コロナ禍で多くの観測サイトに行けない状態でしたが、少しずつ確認作業を始めています。今日は、久しぶりの東京海洋大学越中島キャンパスです。天候にも恵まれ、スカイラジオメーターとスカイツリーのツーショット。ここの観測サイトは、1996年から観測している長期観測サイトのひとつです。長年観測して頂き感謝しかありません。久しぶりに屋上に上がり、周辺の高層ビル・マンションがさらに増え、ここは東京なのだと実感しました。
2023.03.07
立山黒部アルペンルートの除雪が始まっています!
今年も4月15日の全線開通に向けて、立山黒部アルペンルートの除雪が始まっています。越境大気汚染&弱い黄砂の影響で、空がかなり霞んで撮影に苦慮しましたが、除雪の様子が見れると思います。今年の積雪調査は、何cmでしょうかね?
2023.03.06 - 2023.03.07
長崎大学に行ってきました
1996年から始めた長崎観測。四半世紀が過ぎましたが、何とか観測を継続することが出来ています。感謝のひと言です。自然相手の観測は様々な影響を受けますが、今回は屋上の防水工事のため、一時、観測場所を移設。移設と言っても10 m ぐらい横でしたが。写真のように越境汚染と弱い黄砂の影響で夕日がさらに夕日? そろそろ春の黄砂観測シーズン到来。今年はどんな現象が観測されるでしょうか。ただ、地球観測衛星 に携わる研究者としては、7日のH3のロケット打ち上げ失敗は、非常に残念であり、ショックから立ち直れません。。。
2023.02.28 - 2023.03.01
九大・筑紫&伊都キャンパスに行ってきました
雲仙から様々な交通機関を乗り継ぎ、九州大学のふたつのキャンパスに行ってきました。はじめて、西九州新幹線を乗りましたが、北陸新幹線と同様に全線がつながらないと不便さを感じます。九大筑紫キャンパスにある応用力学研究所へは、観測と研究打ち合わせでした。佐賀県までは晴れていたのですが、福岡県に入ると雲が出てきて少し残念でしたが、測器は元気に観測してくれていました。つぎに、九大農学部のある伊都キャンパスへは、研究打ち合わせでした。他分野融合研究のひとつで、同じデータを観測していても、見方が違うので非常に勉強になります。博多は外国人観光客も増え賑わっていました。
2023.02.27 - 2023.02.28
ふたたび、雲仙仁田峠へ
春の黄砂時期を前に、やり残していた測器のメンテナンスと観測のため、雲仙へ。天候にも恵まれ、検証データも取れました。この春、どんなデータが取れるか楽しみです。
2023.02.16
北大・苫小牧研究林&低温研へ
昨年末から続いた多くの観測機器の不調もようやく一段落?。修理が終わり、測器の再設置ため北海道大学苫小牧研究林に行ってきました。ただ、急遽、翌日の昼までに大学に戻らなければ行けなくなったため、時間がかなり限られた中での作業でした。こんな時に限って、通信エラーで途中までしか動かず。何とか、観測再開できたものの、なかなかスムーズにいかないのが観測。その後、北海道大学低温科学研究所に移動し、こちらは大雪にも関わらず、順調に観測してくれていてホッとしました。まだまだ寒い北海道ですが、頑張って観測しています。
2023.02.11 & 2023.02.12
週末は高大連携 in 直江津&富山
この週末は、2/11(土)は直江津で開催された「第10回北信越地区高等学校自然科学部研究発表会」、2/12(日)は富山で開催された「令和4年度富山県立富山東高等学校自然科学コース発表会」の審査員として参加してきました。北信越大会は新潟・長野・石川・富山の各県大会で選出された14組の高校生が、ポスター発表してくれました。また、富山東高校は自然科学コースの2年生が各分野の班に分かれて口頭発表してくれました。どちらも高校生らしい元気な研究発表で楽しかったです。今年は、対面での開催ができ、マスクはしているもののようやく普通に戻ったのではないでしょうか。やはり、顔をあわせての発表会は楽しいです。審査委員からいろいろなコメントがあったかと思いますが、今後に活かして頂き、これからもサイエンスに興味を持って楽しんで欲しいと願うばかりです。関係各位のみなさま、おつかれさまでした。
2023.01.22
今年は綺麗にロウバイが咲きました
今年は我が家のロウバイが綺麗に咲きました。ロウバイの木を育てていたのですが、枯れてしまい、小さな苗から再出発。良い匂いがして、ようやくここまで来ました。植物を育てるのは難しいです。いろいろな種類の木を育ていますが、素人というか、放任主義というか、手をかけないとダメだと反省だけするばかりです。
2023.01.21
立山黒部アルペンルート
長崎からの帰路、久しぶりに立山黒部アルペンルートの空撮です。立山・浄土山にある富山大学立山施設は、もうほとんどが雪に埋まっています。今年はどのくらい積雪があるのでしょうか。来週は寒波が来るようなので、みなさま、雪への備えを万端に。
2023.01.20 - 2023.01.21
雲仙仁田峠へ
昨年末から引き続き5台目の観測機器の不調。お祓いでもしたらいいのでしょうか。。。今回は、老朽化したノートパソコンが壊れ、雲仙仁田峠に行ってきました。次の週は寒波が来るということだったので、天気予報を見て今週は大丈夫だと信じ切って急遽、長崎行き。長崎空港に着いたら雲行きが怪しく、朝は雨が降っていたとの報告。あまり気にせずに雲仙へ行くも、到着したら積雪のため仁田峠は通行止め。。。何のためにとかな〜り落ち込みましたが、写真のように次の日は晴天。何とか観測を復帰することが出来ました。雲仙ロープウェイのみなさま、お騒がせしました。
2023.01.19
理学部後援会報「りっか」のメイキング
2023.01.12
珠洲へ
夏以来の珠洲。富山市はすっかり雪がなくなりましたが、能登半島の一部はまだ雪景色で、いま冬なんだと実感しました。珠洲の観測機器が12月中旬から不調だったため、撤収し修理かなと重い気持ちで行ってきました。そんな気持ちも裏腹に天候は晴れ、珠洲からは見えませんでしたが、道中の車窓からの立山連峰は最高でした。最初は全く動きませんでしたが、こんな天気で迎えてくれた観測機器をメンテナンスをしたら、原因不明なところもありましたが、正常に動作してくれました。珠洲は想像以上に遠くて行くのが大変なので、ホッとした瞬間ですが、自然相手の観測はこんなものです。このところ4台もの不調。どれも老朽化の測器ばかり。中小企業の青木研にとっては、観測を維持・継続することの難しさを痛感します。この日の魚津は、今年初めての上位蜃気楼が出たそうで、今後とも観測的研究を頑張りたいと思います。
明けましておめでとうございます
2023.01.04
2023年、明けましておめでとうございます。いつものように年末年始は北海道で冬眠していましたが、滞在が短かったこともあり、一瞬で正月休みが終わってしまった感じです。昨年の後半は、ようやく海外出張を復活し、対面での研究活動も再始動をしました。今年はさらに研究を楽しみたいと思います。本年もよろしくお願いします。