青木研の最新情報を発信中!

 2024.04.15 - 2024.04.17





 
 

立山・室堂平積雪調査2024

立山黒部アルペンルートの全線開通日(4月15日)から立山・室堂平で積雪調査を開催しました。今年の立山積雪調査の積雪深は514cm(2024.04.16現在)でした。ちなみに、昨年の雪の大谷は13mでしたが、今年は14mだそうです。コロナ後もなかなか参加者が増えていませんが、今年は精鋭15名で無事に掘ることが出来ました。この積雪調査は、立山黒部アルペンルート(立山黒部貫光)立山室堂山荘など多くの山岳関係者のご協力により継続することが出来ています。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
今年は例年並み6m超の積雪を予想していたのですが、このところの暑さや雨の影響なのか、5m代と少しがっかりでした。初日の室堂平は気温が10度を超えていたようで、うなずける感じです。3月下旬に日本中に飛来した黄砂ですが、積雪層にはうっすら見える程度でしたが、山の至るところに茶色く汚れた模様が見えました。このところの調査を振り返ると、今後の山岳環境や水資源を心配してしまいますが、さらに様々な角度から立山の環境、地球の環境を分析・解析を行っていきたいと思います。参加して頂いたみなさま、お疲れ様でした。
 
過去の立山積雪調査の様子
積雪調査動画紹介:アルスの礎2019年8月1日放送分
積雪調査紹介:未来を拓く:おもしろい授業(富山大学)
立山黒部アルペンルート(立山黒部貫光)
立山室堂山荘

 2024.04.08


 

新年度と新理学部

富山もようやく桜が開花しましたが、平年より1日早く、昨年より11日遅い開花だそうです(富山地方気象台)。今年も立山黒部アルペンルートの全線開通日(4/15)から立山・室堂平で積雪調査を行う予定ですが、室堂は790cm(3/25:立山黒部貫光)とこれも平年並みな感じでしょうか。昨年は積雪が少なかったので楽でしたが、今年は掘るのに大変そうです。新年度が始まり、新理学部理学科の新入生が大学構内を歩き回るようになってきました。どんな学部・学科になっていくのでしょうか。5月には雲エアロゾル放射ミッション衛星「はくりゅう(EarthCARE: JAXA/ESA)」の打ち上げ予定されており、春から忙しくなりそうです。新年度も地球を観測しながら、教育・研究を楽しんでいきたいと思います。

 2024.02.18


 

スペシャルプラネタリウム in 富山市科学博物館

富山市科学博物館では、通常のプラネタリウム番組だけでなく、講演会やライブなどいろいろなイベントを行っています。本日(2024.02.18)は、東京大学宇宙線研究所の宮川先生による「潜入!地下の観測施設 KAGRA ー重力波で宇宙の声を聞くー」が開催されました。満席のプラネタリウムでは、みなさん真剣に「重力波」のお勉強をしていたようです。富山大学理学部も協力している宇宙を地下で観測する壮大な研究は、アインシュタインが残した宿題を解く夢のある取り組みです。もっともっと多くの方に興味を持って頂ければ幸いです。

 2024.02.01


 

理学部後援会報「りっか」のメイキング 

富山大学理学部では、 理学部後援会の会報誌「りっか」を年1回発行しています。学部生と大学院生のみなさま、ご協力ありがとうございました。「りっか」は雪の異称で、漢字は「六花」と書きます。六角形の雪の結晶を6つの学科から構成された理学部の象徴として名づけられました。現在は5学科となっていますが、この春(2024年4月)から理学部理学科6プログラムとして生まれ変わり、「りっか」は新しい理学部として引き継がれます。日頃から富山大学理学部のためにご理解・ご協力を頂いております保護者のみなさまや関係各位には、この会報誌から学生の活躍する姿をお伝え出来れば幸いです。新しい会報の発行は、3月下旬を予定しております。今後ともよろしくお願いします。
理学部広報委員長 青木
 

 2024.01.24


 

神楽坂へ

暖冬とは言え、雪景色の北陸から脱出し、東京へ。学生時代から始めた神楽坂の観測は、早30余年。まわりの風景は大きく変わり、私も老朽化してきましたが、基本的な観測方法は変わらず、ここまで長期間観測出来ていることに感謝しています。東京の空は昔よりは綺麗になってきましたが、地球温暖化による自然災害は益々深刻になってきています。今年も世界中の「空と宙」から情報発信していきたいと思います。

Happy New Year !

2024.01.05 今年もよろしくお願いします。

2024年が始まりましたが。。。


 
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
年末年始は、北海道で冬眠していました。こんな年始を誰が想像していたでしょうか。地震に航空機事故、ご冥福ならびに一日も早く復興することを祈っております。みなさまからたくさんのご連絡を頂きましたが、幸い自宅も研究室も軽微な被害だけですみました。お気遣いありがとうございました。昨年来、老体に鞭を打ちながら新たな気持ちで再始動してきましたが、長く生きているといろいろなことがあるものだと痛感しています。とは言え、あと残り10年の大学生活、アナログ感たっぶりに教育研究を楽しみながら頑張っていきたいと思います。本年もご支援・ご協力のほど、よろしくお願いします。