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 2021.12.24



 

アイスランタン in イブの夜の富山大学理学部

 今年もクリスマスイブにアイスランタンイベントを開催することが出来ました。新型コロナの終息が見えない中、理学部の島田先生と学生有志が集まって、今年は200個のアイスランタンを製作しました。週末から大雪の予報で天気を心配していましたが何とか開催出来たものの、少し風が強く何度も炎が消えて大変でした。このアイスランタンを見て、少しでも教職員・学生の癒やしになれば幸いです。みなさん、楽しんで頂けたでしょうか。今年は、「KNB news every.(12/24放送)」が取材に来てくれました。綺麗な映像を撮って頂きありがとうございました。今年最後の記事になるかと思いますが、歳を取ったせいなのか、あっという間の1年でした。なかなか普通の生活に戻れないストレスばかりがたまり、何をしたのか反省するばかりです。2022年は、ゆっくり一歩一歩、前に進んで行きたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。
 

 2021.12.20 - 12.21


 

東大本郷に行ってきました。

「海と地球のシンポジウム2021」の参加・発表のため、東京大学本郷キャンパスに行ってきました。人の多さに戸惑いながら、久しぶりに東京都内に行ってきました。今回のシンポジウムは、海洋地球研究船「みらい」(JAMSETC)の航海で得られた結果を発表しました。ハイブリット方式のシンポジウムだったので、会場で発表しましたが、想像以上に会場の参加者が少なかったので、このご時世致し方ないのかと感じました。久しぶりの対面での研究発表は、やはり良いなぁと思いつつも、懇親会など直接コミュニケーションが取れる時間がないので残念でした。この時期の東京は、天気が良いのでうらやましいです。

 
 

 2021.12.10


 

2年ぶりの「立山研究会」

 第16回立山研究会を開催することが出来ました。やはり、対面での研究会はいいですね。ハイブリットも検討していましたが、オンライン中継出来なくて申し訳ございませんでした。本研究会は、「立山をはじめ、高山帯の大気、雪氷、植生分野などの教育研究及び、 それらの複合領域の研究について、相互の研究交流を行うこと」を目的に、2010年の富山大学立山施設の大改修から年数回程度開催しています。「立山が好きな人は勝手に集まれ」との趣旨で、全国から富山へ集まっています。このような状況下でも、想像以上に参加して頂きありがとうございました。一日も早く、ストレスなくフィールド教育研究が出来る日を望みながら、今出来ることを進めたいと思います。関係各位のみなさま、今後ともよろしくお願いします。
 
 

 2021.12.07


 

長崎に行ってきました。

 昨日の雲仙に引き続き、長崎地方は晴れの気持ちの良い朝を迎えました。帰りの長崎空港では小雨が降ってきましたが、仕事の間は晴れたのでベストな滞在でした。いつものように長崎大学屋上の観測と観測機器のメンテナンスに行ってきました。前回との違いは、行きの飛行機は、ほとんどが修学旅行生で満席、街中も路面電車もホテルも修学旅行生。コロナ前の風景に少し戻った感じですが、まだまだ油断出来ませんね。明日(12/8 )は真珠湾から80年。長崎の地でいろいろ学んで欲しいと願うばかりです。
 
 

 2021.12.06


 

雲仙に行ってきました。

 冬晴れの中(山頂に少し雪が残っていました)、修学旅行以来、35年?ぶりに雲仙に行ってきました。その頃は「平成新山」もない時代でしたが、記憶がほとんどないのが残念。雲仙温泉は、今年8月の豪雨災害で地獄谷の一部が通行止めになっていましたが、落ち着いてきたのでしょうか。毎年のようにどこかで気象災害が起こり、無力さを感じますが、早めの避難が肝心かと思います。被害に遭われた方には、お悔やみ申し上げます。今回は、長崎大学との共同研究で、これから雲仙・妙見岳で大気環境観測を行うため行ってきました。長崎市(長崎大学)との標高差観測も出来、これからが楽しみです。長崎大学ならびに雲仙ロープウェイのご協力に感謝します。
 
 

 2021.12.02


 

「博物館展示論」の実習

 時の経つのも早いもので、激動の2021年もあと1ヶ月となりました。落ち着かない生活が続いており、年末気分になれない感じです。今年も富山市科学博物館のご厚意で、学芸員科目「博物館展示論」の実習を無事に行わせて頂くことが出来ました。このよう状況でお引き受け頂いた博物館ならびに学芸員のみなさま、ありがとうございました。今まで、お客様として科学館に足を運んでいた学生が、学芸員としての立場で見た科学館はどのように写ったのでしょうか。人前での展示解説の難しさを痛感したのではないでしょうか。座学では味わえない現場での生の授業から多くを学んで欲しいと思うばかりです。みなさま、お疲れ様までした。
 
 

 2021.11.26


 

北大苫小牧研究林に行ってきました。

新型コロナの影響で、多くの観測地点の観測機器がメンテナンスを出来ていない現状で、苫小牧もそのひとつです。ちゃんと動いているのか心配しながら北海道大学苫小牧研究林に行ってきました。雪が降る前にと思っていたのですが、前日の夜中に千歳入りし、朝起きるとマイナス5度の雪景色でした。天気予報を見ながら快晴と思いきや雲が多かったですが、何とか無事に動いていました。観測はひとりで出来るわけではなく、本当に苫小牧研究林のみなさまには感謝しております。感染拡大がおさまってきたからでしょうか、想像以上に人が出ており、予防対策を万全にと再認識しました。
 
 

 2021.11.19


 

「ほぼ皆既月食」

〜限りな〜く皆既に近い部分月食(97.8%)〜

天気に恵まれ、富山でも「ほぼ皆既月食」が見られました。富山市科学博物館のYouTubeの「オンライン観測会」は、今年5月の皆既月食は天気が悪く残念でしたが、今回は綺麗に見れたようでよかったです。科学館スタッフの皆様、お疲れ様でした。ところで、私が知らないだけなのかも知れませんが、「ほぼ皆既」(=限りなく皆既に近い)って、誰が言い出したのでしょうかね。報道を見ていると、ほとんど「ほぼ」を使っていたので、個人的には滑稽な感じを受けました。地球の影が月まで届いて、地球からその影が見えるなんて、すごいですよね。このような天体現象を見て、ひとりでも多くサイエンスに興味を持って、この自然現象をワクワクして欲しいと願うばかりです。

 

 2021.11.19



 
 

蜃気楼はサイエンスと現代アートの融合

魚津埋没林博物館で観測している機器のメンテナンスのため魚津に行ってきました。観測の性格上(太陽光の観測なので。。。)、快晴の日をねらっていたのですが、そう言う時に限って授業や会議ばかり。珍しく今日(11/19)は何もなく、思い切って魚津に行ってきました。とは言え、晴れていましたが、2 km以下の大気がもやっていて、残念ながら良い条件ではありませんでした。さらに、蜃気楼も見えず、測器もご機嫌斜め。自然相手の観測は、こんなものです。ところで、2021年12月19日まで黒部市美術館で「蜃気楼か。」が開催されています。注目すべきところは、蜃気楼と現代アートとのコラボ。美術館内での展示はもちろん、富山湾に面した生地阿弥陀堂の岸壁に巨大な「m」の字の看板を設置、下位蜃気楼の際に魚津から見るとInfinity(無限大のマーク)になるという、壮大な屋外アート作品である。美術館内にも大型スクリーンでライブ映像が見られので楽しくもあり、ずっと見ていても飽きないのが自然ならでは。この企画を聞いた時は、蜃気楼そのものが自然のアートなので、現代アートとしての位置づけがあまり理解できませんでしたが、作家さん【山下麻衣+小林直人】の創作意欲に脱帽。国内外の多くの美術館を見てきたが、未だに現代アートを理解出来ていないこともあり、私にとっての現代アートはまさに蜃気楼。学芸員さんの熱のこもった丁寧なお話しを聞かせて頂き、はじめて現代アートの奥深さというか、新たなアートを感じた一瞬でした。是非、黒部市美術館に足を運んでみられてはいかがでしょうか。もちろん、魚津埋没林博物館も。
 
黒部市美術館

 

 2021.11.13


 

第33回富山県高文祭自然科学部研究発表会

今年も富山大学理学部において、第33回富山県高文祭自然科学部研究発表会が開催されました。新型コロナは落ち着いてきているようであるものの、今年もあまり研究時間が取れなかった高校生ですが、口頭発表9件、ポスター発表11件と日頃の成果を発表してくれました。優秀賞は全国大会に向けて、優良賞は北信越大会に向けて、惜しくも賞を取れなかった部は次に向けて、さらにサイエンスを楽しんで欲しいと思います。富山大学理学部は、積極的に高校生のサイエンスへの興味をサポートしていきたいと思います。関係各位ならびに発表したみなさま、お疲れ様でした。

 

 2021.10.30


 

秋晴れのスタジアムへ

約2年ぶりのサッカー観戦。ストレスなしに観戦できた以前とはかなり違った雰囲気でしたが、立山連峰がきれいに見える秋晴れの中、J3の試合を見てきました。J2昇格を目指しての地元チームでしたが、負けてしまいました。相手チームの方が元気よくサッカーを楽しんでいたので、勝敗の差はこれなのかと感じました。何事も楽しむことが大切なのかと感じた休日のひとときでした。 

 

 2021.10.06


 

祝!ノーベル物理学賞

真鍋先生おめでとうございます。

昨晩(10/5)のニュースを見てから興奮冷めやらず状態ですが、私たちの分野からノーベル物理学賞が授与されること、大変うれしく思います。地球温暖化研究の中で、気象学や大気物理学の分野が注目されたこと、それも物理学で。真鍋先生、本当におめでとうございます。この分野では、ノーベル賞は取れないという話は、通説?のひとつとなっていましたが、びっくりしました。私が生まれる前から温暖化予測の先駆的な研究を始められ、今の温暖化研究の基礎を築いて頂きました。私が子どもの頃は、一時期、氷河期が来ると言われていましたが、大学に入学し、自分も温暖化研究の物理学の道へ。当時は、ちょうど大気と海洋の結合モデルが発展し始めようとしていた頃。それから30年、コンピュータは飛躍的に高性能化されましたが課題は多い上に、二酸化炭素はさらに増え続け、地球の未来が心配な状況。今回は、IPCC AR6も発行され、非常に良い時期の受賞だったのかと感じます。「研究に大切なのは好奇心だ」との真鍋先生のお言葉、是非、若い人たちの心に響いて、50年後の地球環境を考えて欲しいと思います。本当におめでとうございました。

 
 

 2021.10.01


 

長崎へ

解除されたからと言って、手放しに喜べるわけではなく。。。以前から長崎大学の観測機器の不調が気になっていた。このままでは、データが取れないので、やむを得ず出張を思い切った。そもそも、老朽化した観測機器を今年度のはじめには新品に交換する予定だったが、さらなる感染拡大に秋になってしまった。長崎大学の観測は、1996年からなので、もう25年、四半世紀を迎える。ここまで続けられたのは感謝しかない。観光客のいない長崎は寂しいし、飲みに行けないのも残念であったが、何ヶ月ぶりかのお外でのランチ(長崎大学前のフラワーメイトのトルコライス)。いつになったら普通の生活に戻れるのか、マスクのない生活を願いつつ。長崎は今日も晴れだった。

 
 

 2021.09.22


 

初冠雪?初雪・遅雪

研究者は何でも疑ってかかることが商売であるが、最近、固定観念を忘れてから考えた方が良いことがある。甲府地方気象台は、9月7日に出した富士山(左の写真は、2021年3月26日撮影)の初冠雪を見直すと発表(9月22日)した。気象台によると、富士山特別地域気象観測所の日平均気温の最高値が出現した日以降に、初めて冠雪を観測した日を初冠雪としている。今年は、8月4日に日平均気温の最高値を記録(9.2度)し、9月7日に初冠雪を観測したが、その後、9月20日に日平均気温の最高値(10.3度)が更新されたため、9月7日の初冠雪は見直しとなったようだ。と言うことは、9月7日は、一番遅く降った雪と言うことだろうか。そもそも甲府地方気象台の「季節現象の観測の記録」は、2021〜2022年寒候期の「富士山の初冠雪」とある。定義の問題ではあるが、9月は寒候期なのだろうか。全てを温暖化のせいにはしたくはないが、3000m級の山々にも影響がでており、さらに山岳研究の重要性を感じる今日この頃である。
 

 

 2021.09.17


 

大学選びの基準は何ですか?
本当に就職に強い大学(富山大学:第45位)

令和4年度生物圏環境科学科は「理学部自然環境科学科(予定)」に

受験生のみなさん。大学選びの基準は何ですか?模試の判定結果ですか?それとも就職率ですか? 東洋経済ONLIN(2021年9月17日)によると、「本当に就職に強い大学ランキング:トップ150校」で、富山大学は45位だそうです。どのように思われますか?
ところで、令和4年度から富山大学理学部生物圏環境科学科は、「理学部自然環境科学科(予定)」に生まれ変わります。それに伴い、学生定員も30名から35名に増えます。生物圏内の個々の環境問題の解決が急がれた時代から、地球温暖化をはじめ低炭素社会に向けた社会環境の変化、Society5.0に対応した自然環境のビッグデータへの対応とそれらを使った経済活動と社会的課題解決との両立など、近年、自然環境問題に対する方針が大きく変化してきました。2030年までに達成目標が掲げられた「持続可能な開発目標(SDGs)」では、さらに、この自然環境科学の知見を国際社会で果たす役割を担う人材育成が重要となっています。このような時代変化と共に、自然と環境をより理解する上で、「自然科学的な思考及び手法についての基礎を学ぶことを重視」する本学科の教育理念をより明確に示し、幅広い分野(物理、化学、生物、地球科学)の環境科学分野にまたがる教育・研究を行うため、「自然」を前面に打ち出し、「自然環境科学科」に変更します。多くの受験をお待ちしています。
 

 

 2021.09.11


 

あれから20年、これから20年

昨年同様、この日が来ると何か書きたくなるようだ。20年前のこの夜、帰宅してテレビで目の当たりにした衝撃的なライブ映像。2014年に行ったグラウンドゼロは、未だに心の中で、何かうごめいている。今年こそは海外出張に行けるのではとの淡い思いで書いた昨年から1年。いろいろなことが、さらに悪化しているようにも思えるが、ごく普通の生活が出来ない日々がつづいているのが現実である。学生たちを見ていると、若い世代の将来にどのような影響をもたらすのか不安に思うのは私だけでしょうか。さらに地球温暖化。。。ようやく、IPCC AR6のレポートが公開されました。自然科学だけ議論するのも大変なのに、様々な要因を考えながらの将来予測は予測。SDGsやカーボンニュートラルなどの取り組みは、さらに20年後の地球をどう変えているのだろうか。20年という時間を少し考えてみたい。
 

 2021.07.16


 

オープンキャンパスのための動画撮影

昨年は新型コロナの影響で、オープンキャンパスはオンラインになりましたが、今年は対面を予定しています。昨年、学部や学科の動画を撮りましたので、修正版を制作しています。ただし、マスクしながらの授業風景、いつになったら元に戻るのでしょうか。。。オープンキャンパス後は、富山大学チャンネルで視聴できると思いますので、楽しみにしておいてください。撮影に協力頂たいたみなさん、ありがとうございました。

 2021.07.15


 

理学系説明会&模擬授業に行ってきました。

昨年度に引き続き、理学部広報委員長として高大連携事業を担当しています。昨年度は、新型コロナの影響もあり手探り状態でしたが、昨年の反動か、高大連携の依頼が増え、うれしい反面、感染リスクもあるので対応に苦慮しているところです。そんな折り、福井県羽水高等学校から理学系説明会と模擬授業の依頼があり、県をまたぐ出張のため、さらに感染予防対策を万全に、福井市に行ってきました。ひとりでもサイエンスに興味を持つ生徒が増えてくれることを願うばかりです。

 2021.06.03


 

教育実習の授業参観に行ってきました。

青木研卒研生の教育実習の授業参観のため、富山県舟橋村の舟橋中学校に行ってきました。「化学変化と電池」の単元でした。最近の授業は、アナログとデジタルを併用した授業で、教育環境が大きく変わってきていますが、「なぜ」、「なに」の探究心を忘れずにサイエンスを勉強して欲しいと願うばかりです。見習い教員は、一所懸命頑張っていたのではないでしょうか。舟橋中のみなさん、学生がお世話になりました。

 2021.05.28


 

魚津で大気環境を観測中。

新型コロナが騒がれ始めた2020年2月から魚津埋没林博物館での大気エアロゾルの光学的特性の観測は、ようやく1年が経ちました。全く改善されていませんので、機器のメンテナンスや観測に行くのもはばかれる昨今ですが、落雷の被害でノートパソコンが壊れてしまったようで、魚津に行ってきました。大事には至っていなかったようでホッとしましたが、自然相手の観測は大変です。魚津の空は蜃気楼。。。

 2021.05.22


 

今年度の海洋観測を開始します。

なかなか状況が変わらないというか、悪化しているようですが、感染予防対策を万全に清水港日の出ふ頭に行ってきました。毎年、海洋地球研究船「みらい」を利用させて頂き、海洋上のエアロゾルの光学的特性の観測を行っています。まだ、5月というのに梅雨前線の影響で設置日程がなかなか定まらなかったですが、無事に設置出来てホッとしています。今年もどんな観測データが取得出来るか楽しみです。

 2021.04.29


 

謹んで哀悼の意を表します。

宇宙にあこがれ、科学者になる夢を抱いた子ども時代、研究者になるきっかけとなった「アポロ11号」。その宇宙飛行士であったMichael Collinsさんが4月28日に亡くなったとのニュースを見た。謹んで哀悼の意を表します。彼と最初で最後に会ったのが2009年夏、あれから12年。いつものように、何の下調べもなく休日に訪れたスミソニアン博物館のNational Air and Space MuseumがあるワシントンDC(アメリカ、カナダの旅 2009夏)。その日は、大勢の来館者であふれかえっていた。何だろうと入館すると「40th Anniversary of APOLLO 11」のイベント。その宇宙飛行士のひとりがMichael Collinsさんでした。写真のように、私に手を振ってくれた(と思い込み?)彼に感激した思い出がよみがえる。人類が月に行ってから50年余、アポロって何?と知らない学生もちらほら。アナログからデジタル、宇宙にふたりの日本人が同時滞在する時代。Michaelさんらが残してくれた偉業のようにはいかないが、次の世代に何を残せるのか、残すべきなのか、このところ自問自答。いつか私も月に行ってみたいとの夢を抱きながら、わくわくする研究をしていきたいものだ。

 2021.04.26


 

立山と月

少しだけ?話題になっていたようですが、たまたま私も写真を撮っていました。と言うか、雲に紛れて立山に丸い?ものがと、最初は何かなぁと月とは気づかずに見ていました。なので、写真を撮るのに時間だけが過ぎてしまいました。。。

 2021.04.19 - 2021.04.20



 

立山・室堂平積雪調査2021

新型コロナがなかなかおさまってくれませんが、感染予防対策を万全に少数精鋭で、立山・室堂平の積雪調査を行いました。フィールド教育研究は、自然を相手にするだけでも大変ですが、新型コロナだからと言って自然は待ってくれませんので、頑張るだけでしょうか。。。今年は、富山市内が大雪だったので、立山もと思われている人が多いかと思いますが、「雪の大谷」も14m、例年より少な目でした。少ないとと言っても 積雪深は571cm(2021.04.20現在)でした。ただし、週末の降雪により50cmほど増えての積雪深ですから、いつもより少ないです。ちなみに、昨年度の積雪深は600cm(2020.04.15)でした。このような状況下で、今年も調査が無事に終わることが出来、 立山黒部アルペンルート(立山黒部貫光)立山室堂山荘など多くの山岳関係者のご協力に感謝、この場をお借りしてお礼を申し上げます。室堂山荘のお昼のカレーが楽しみで、積雪調査をしているような。。。

過去の立山積雪調査の様子
積雪調査動画紹介:アルスの礎2019年8月1日放送分
積雪調査紹介:未来を拓く:おもしろい授業(富山大学)
立山黒部アルペンルート(立山黒部貫光)
立山室堂山荘

 2021.04.02


 

新年度が始まりました。

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。富山大学は、都市圏と違い、対面授業比率が高いですので、感染予防対策を万全に大学生活を楽しんで欲しいと思います。また、受験生のみなさま、このように教育研究環境の整備に心がけていますので、志望校リストに加えて頂ければと思います、今年は、1月は豪雪でしたが、やはり地球温暖化の影響により、例年より気温が高く、富山の桜の開花が観測以来最も早く(2021.03.29記事参照)、新型コロナばかりでなく、私たちの生活が少しずつ変化してきているようです。今年度も国内外の出張はなかなか出来ない状況で、研究活動がどうなるか不安ばかりですが、粛々と研究を行きたいと思います。この1年間が正念場でしょうか。写真は富山大学五福キャンパスの正門付近の桜です。

 2021.03.30


 

霞む街。今日も黄砂観測中。

今年度はあと2日。今年もあと9ヶ月。昨日(3/29)に引き続き、今日(3/30)も大陸から黄砂が飛来して、富山のみならず、日本中の街が霞んでいます。黄砂は良い面も悪い面もありますが、黄砂が飛んでいる時は、大気汚染が一緒に輸送されてくることも多いため、呼吸器疾患や心疾患など体調が優れない場合は、いくらマスクをしていても、外出を控えた方がいいと思います。明日ぐらいまでは続くのでしょうか。。。宇宙(気象衛星「ひまわり」)からも黄砂の様子が見られます。

 2021.03.29


 

上空に黄砂が。。。空が霞んで来ました。

昨日(3/28)、満開となった富山の桜。観測開始(1953年)以来、最も早く開花(3/24)し、もっとも早く満開(3/28)となりました。普段なら花見を楽しみたいところですが残念です。今年から生物季節観測は、大幅に縮小されましたが、「さくら」は健在です。継続は力なり。今日(3/29)は、上空に黄砂が飛来し、だんだんと地上に降り注いでいるようです。みなさん、マスクをしていると思いますが、この春の風物詩?にお気をつけ下さい。

 2021.03.25


 

今年度の海洋観測終了

これほど観測するのに苦労したというか、心身共に疲れた1年はなかっただろう。この場を借りて、多くの関係者に感謝申し上げます。自然を相手に観測することは、普段でも苦労の連続であり、思った通りにデータが取れないことが多い。自分で観測したデータから思うような結果が得られた時の喜びは、苦労した甲斐がありますし、役に立ってくれればさらに喜ばしく思います。ウェブページで気軽にデータが使える昨今、観測データの重要性をもっと感じて欲しいと思う。特に、実際に観測出来なくても、使っているデータが、どのように観測されているのか、もっともっと興味を持って欲しいと思う。少なくともあと1年は、昨年と状況が変わらない観測環境、観測データの継続性も含め、次の時代に残せる観測データを取得していきたいと思うばかりである。

 2021.03.11


 

あれから10年

東日本大震災から10年。富山の夕日を眺めながら、この10年を思いに耽っていた。ライブ配信による映像は、様々な情報が得られる反面、時として心が壊れることが多い。震災3ヶ月後、ようやく東北に出張する機会があり、変わり果てた海岸線と壊れた船を目の当たりにし、自然の力を痛感した。それからも何度となく東北に行っているが、何と言って良いのか言葉につまる。普段は何気なく生活しているが、地震や台風などで被害があると、改めて地球も生きているのだと再確認する。地球は、地球温暖化をどう思っているのだろうか? 地球の気持ちを考えられればいいのだが、地球の歴史を考えると一瞬なのでしょうか。多分、怒っていますよね。まだまだ、地球は謎だらけ。一緒に研究しませんか。

 2021.01.15


 

明日は共通テスト 受験生ファイト!

温暖化だからと言って降る時は降ります。大陸から強い寒気が流れてきて、温暖化の影響でいつもより暖かい日本海の水をたっぷり供給されると、場所によってはこのような大雪になります。科学や自然は不思議が一杯です。新型のみならず、大雪の影響で大変かと思いますが、明日の共通テストでは、今まで学んだことを思う存分発揮して、志望校に向けて頑張って欲しいと思います。写真は、富山大学理学部の屋上に設置している私の観測機器(太陽光を測定して、大気中の微粒子(エアロゾル)を自動で観測する機械:スカイラジオメーター)ですが、何とか発掘しました。観測機器は台に乗っているので、この下にまだ50cm以上雪が積もっています。富山市が最深積雪値が128cmになるのもわかります。

 2021.01.08


 

雪、雪、雪

年末年始(1月5日の記事)の写真が可愛く見えますが、積もりましたね。町内は融雪があるのでいいのですが、町内から出られない状況です。1984年(122cm)、1985年(139cm)、1986年(117cm)以来の1m越えの最深積雪です。写真にポインターを持って行くと、我が家の「雪の小谷?」が現れます。いつまで降り続くのやら、本当にステイホームです。

 2021.01.05


 

明けましておめでとうございます

生活様式が一変した昨年。いつもなら、年末年始は北海道へ帰っているところであるが、富山で2度目の越冬。年末に今まで見たことのないような1080 hPaを超えるシベリア高気圧を天気図で確認。私が想像したよりは雪が降らなかったのは幸いであったが、写真の通りちゃんと雪が積もり、静かな雪景色の正月を迎えた。これから入試シーズンを迎え、受験生のみならず、大学も戦々恐々である。降雪も心配だが、一日も早く収束に向かい、受験生には夢に向かって、普段通りに頑張って欲しいと願うばかり。昨年は心身共に疲れきり休眠(冬眠?)状態であった私だが、気持ちを入れ替え、初心に返って一歩ずつ進んでいきたいと。。。