富山大学 立山施設 since 1943
標高3000m級の山々が連なる中部山岳国立公園内の立山連峰。富山大学や富山平野、富山湾を眺められる浄土山(標高2831m)の南峰山頂付近に、富山大学立山施設(標高2839m)があります。この施設は、昭和18年(1943年)に旧日本軍によって、高山帯の高層気象観測を目的として建てられました。戦後、運輸省、大蔵省の管理となっていましたが、昭和26年(1951年)に富山大学に所管換えされ、今まで多くの教育・研究活動に使われてきました。現在の立山施設は、老朽化が進んだため2010年に全面改修工事を行い、他の大学にはない山岳域での教育研究施設として、多くの学生、教職員に利用されています。同施設は、宿泊することも可能でありますが、標高3000m級のフィールドを日帰りで研究することが可能な立地条件にあり、大気(気象)や雪氷の観測、周辺の動植物の調査、地磁気の測定、学生の課外活動等、利便性に富んだ機動力のある調査・研究・教育の場として、活用されています。
立山施設の歴史について
昭和18年(1943年)に建てられた立山施設の歴史については、右下の「富山大学立山施設の歴史」にて紹介しています。ただし、昔の情報が少ないので、ご存じの方は教えて頂ければ幸いです。