アインシュタインと私(ワシントンDCにて)

ようこそ、富山大学理学部 大気物理学研究室(青木研究室)へ

 大気物理学研究室(青木研究室)は、雲や大気中に浮遊する微粒子(エアロゾル)の光学的特性の時間・空間変動を知るために、極域から熱帯、山岳から海洋まで、世界中で太陽放射観測等を行い、それらが気候にどのような影響を与えているかについて研究を行っています。また、それらの研究を主軸に、様々な分野(雪氷、海洋、山岳、植生、再エネ、健康影響、観光など)の研究者と一緒に他野融合による地球環境の研究課題に取り組んでいます。
 本研究室は、気候変動観測衛星(GCOM-C/JAXA)や大気放射観測ネットワーク(SKYNET)等のプロジェクト研究を中心に、様々な大学(主に、北海道大学、東北大学、東京大学、東京理科大学、東京海洋大学、筑波大学、千葉大学、富山県立大学、金沢大学、名古屋大学、京都大学、岡山大学、高知大学、九州大学、長崎大学、ソウル大学、UCSD/SIO等)や 研究機関(主に、国立環境研究所、国立極地研究所、気象庁気象研究所、気象庁網走地方気象台、富山市科学博物館、富山県立山カルデラ砂防博物館、名古屋市科学館、JAXA/EORC、JAMSTEC、NASA/GSFC等)と共同研究を行っています。

 青木研究室の研究紹介や記事等は、本ホームページ以外にも下記でも見ることが出来ます。

   

青木研へようこそ!

青木研究室へようこそ!


青木研究室で、一緒に大気物理学・地球環境科学を研究しませんか?

こんにちは、富山大学大学院理工学研究部(理学)・教授の青木一真(あおきかずま)です。
青木研究室では、一緒に大気物理学・地球環境科学を研究する人を募集中です。
詳しい 研究内容 研究成果等 は、リンク先を参照ください。

 子どもの頃、雲にのってみたいとか、雲はなぜ浮かんでいるのだろうとか?夕日は何故赤いのだろうか?(写真1:大気汚染の影響で、より赤いタイ・シーサムロンの夕日)と思ったことはありませんか?私たちのまわりには素朴な疑問がたくさんあります。そんな素朴な疑問や、現在、過去、未来の地球環境がどうなっていたか、どうなるのか一緒に研究しませんか。


写真1 タイ・シーサムロンの夕日


 地球の気候は、太陽から受けるエネルギー(短波放射)と地球から出るエネルギー(長波放射)によってバランスが保たれています。そのバランスは、雲や大気中に浮遊する微粒子(エアロゾル)の変動によって、気候に大きな影響を与えます。エアロゾルは、主に自然起源(黄砂、海塩粒子、火山灰など)と人為起源(工場からの煤煙、自動車の排気ガスなど)の粒子に分けられます。大気中では、多種多様で、時間的・空間的な変動が大きく、それらの変動メカニズムの解明が急がれています。エアロゾルの気候影響は、粒子そのもものが太陽光を反射・吸収する直接的効果と粒子が雲核となり雲の形成に関与する間接的効果があります。私たちは、世界中の陸上や海洋上の大気中に浮遊するエアロゾルや雲の光学的特性の観測から、地球温暖化などの気候問題の解明に取り組んでいます。


写真2 スピッツベルゲン島の朝日


 青木研究室では、気候変動観測衛星(GCOM-C/JAXA)や大気放射観測ネットワーク(SKYNET)等のプロジェクト研究を中心に、様々な大学(主に、北海道大学、東北大学、東京大学、東京理科大学、東京海洋大学、千葉大学、富山県立大学、金沢大学、名古屋大学、京都大学、岡山大学、高知大学、九州大学、長崎大学、ソウル大学、UCSD/SIO等)や 研究機関(主に、国立環境研究所、国立極地研究所、気象庁気象研究所、気象庁網走地方気象台、富山市科学博物館、富山県立山カルデラ砂防博物館、名古屋市科学館、JAXA/EORC、JAMSTEC、NASA/GSFC等)共同研究を行っています。 特に本研究室は、SKYNET/ Sky radiometer部門の世界の解析拠点として、世界中の雲やエアロゾルの気候影響について研究を行っています。


写真3 海洋地球研究船「みらい」(JAMSTEC)における海洋大気観測

 現在、北緯78度の北極圏(写真2:極夜明けのスピッツベルゲン島の朝日と巻雲)から熱帯(写真1)を通り越して南極圏まで。また、海抜0mの海洋観測(写真3:海洋地球観測船「みらい」における海洋観測)から2839 mの立山・浄土山(写真4:積雪断面観測から見る中国大陸から飛来した積雪中の黄砂粒子層(2450m室堂)と浄土山における大気放射観測)の世界約100箇所で観測中。


写真4 立山・室堂平の積雪断面調査と立山・浄土山の太陽放射観測

一緒に研究出来る日を楽しみにしております。

高校生の皆様へ

理学部を志望する高校生の皆様へ


物理学は好きですか?物理学を楽しんでいますか?

もし、物理学が好きで、大気物理学(気象学)や地球環境科学に興味があって、
富山大学理学部を志望したいと思っている高校生の・保護者のみなさま。

ちょっと待って下さい!

実は、2018年4月から青木研究室は、理学部地球科学科廃止に伴い、
同じ理学部の生物圏環境科学科に担当になりました。
注意:富山大学都市デザイン学部地球システム学科には異動しません。
もちろん、2017年度までに入学した地球科学科の学生が卒業するまでは、地球科学科は存在しますが、
2018年4月入学から地球科学科の募集はありません。

 と言うことで、もう少ししたら(夏の終わり頃?)、詳細が発表されるので、ちょっとお待ち頂く間に、地球環境、大気、気象、海洋、山岳、極域、空、雲、エアロゾル、大気汚染、雪、再生可能エネルギーなどなど、「そら」に興味のある人は、以下を一読下さい。


 高校までは、気象学(大気物理学)の分野は「地学」ですが。。。
高校の理系クラスでは、なかなか「地学」を履修することが出来ないのが現状かと思います。でも、履修していないからと難しく考えないで下さい。実際、私自身は、高校で「地学」の授業は受けていませんし、大学も理学部物理学科でしたので、大気物理学の授業は受けましたが、それ以外は物理学の授業を受けていました。なので、興味があるのでしたら、それほど心配しないで下さい。もし、大気物理学や地球環境科学に興味があるのでしたら、「物理学」や「数学」や「英語」を勉強して欲しいです。もちろん、他の「理科」の科目、「国語」や「社会」、雲のスケッチも必要ですので「美術」も。時には、「音楽」や「体育」も必要でしょうか。大気物理学をはじめ、地球環境の研究を行うためには、ひとつの学問だけ知っているだけでなく、多くの知識を学び必要があります。
 
 そんないろいろな勉強が出来るのが、富山大学の理学部です。一緒に「地球環境科学」の勉強、研究をしませんか?

卒業研究希望の学生へ

理学部地球科学科専攻セミナー(3年後期)及び、卒業研究(4年)を希望する学生へ


青木研究室(大気物理学研究室)で、卒業研究を希望する学生は、3年次終了までに卒業見込み単位を取得することはもちろん、原則として、3年までに青木担当の授業も履修して下さい。また、3年後期に開講する「地球科学専攻セミナー」を受講してください。毎年7月頃に、各研究室への希望調査が行われますので、掲示を参照して下さい。以下に、シラバスとは別に、青木研究室を希望する学生のための地球科学専攻セミナーと卒業研究の概要を書きましたので、良く読んでください。質問・不明な点がありましたら、遠慮なく青木まで相談下さい。希望者は、必ず青木まで相談下さい。

◎理学部地球科学科地球科学専攻セミナー(必修:3年後期):青木担当分

  1. 授業概要:青木研究室のゼミ(毎週金曜日10時〜12時(予定))に参加し、卒業研究に向けての基礎知識を習得及び、大気物理学分野の論文紹介や研究発表を行う。
  2. 受入人数:受け入れ人数は、要相談。
  3. 注意事項:毎年7月ぐらいに希望調査を行いますので、受講を希望する学生は、事前に、青木まで必ず連絡(相談)に来るようにしてください。配属については、1年生入学時に配布された「卒業研究の配属について」並びに、希望調査時に公開される各担当のシラバスを参照すること。

◎理学部地球科学科卒業研究(必修:4年通年):青木担当分

 青木研究室では、以下のような学生を求めています!

  1. 基礎的な学問知識も必要ですが、それ以上に、大気物理学は目で見て、肌で感じられる自然科学の学問のひとつです。地球環境や大気物理学に興味を持ち、なぜ?なに?という好奇心のある学生を求めています。
  2. 1. に示すように、基礎的な学問知識は、どんな分野でも必要です。特に、青木研究室を希望する学生は、物理学、数学、語学(日本語、英語)の基礎的な知識を習得済みであり、それらに興味のある学生を求めています。
  3. 青木研究室は、国内外の様々な大学・研究機関と共同研究を行っています。その研究環境の中で、元気があり、協調性や挨拶が出来る(出来るようになりたい)学生を求めています。
  4. 青木研究室は、極域から熱帯、山岳から海洋まで様々なフィールド環境で観測を行っています。体力に自信がある学生も歓迎です。
  5. 青木研究室では、コンピューターに興味のある学生も歓迎です。自分たちで観測・測定したデータを解析、研究するために、世間ではあまり役に立たないかもしれないフォートラン言語を使って解析を行っています。普段使用するコンピューターは、何でも構いませんが、基本的に、Mac/UNIX系のコンピューターを使用しています。
  6. 卒業後の進路は様々です(大学院進学、公務員、技術職など)。過去の先輩方の進路は、研究室のメンバーの卒業生のところの進路を参照してください。大学院進学希望者は、大歓迎です。
  7. 富山大学理学部地球科学科の卒業研究生には、個別の机を用意して快適な研究環境を提供しています。
    • 卒業研究風景 (学生部屋)
  8. 最後に、研究テーマは、大気物理学や地球環境科学分野の範囲内でしたら、相談次第で、様々な研究課題を行うことが出来ますので、必ず、青木まで相談に来るようにしてください。


◎卒業研究作成までの流れ

  4月 研究室配属、研究テーマ決め
  5月 そろそろ、就職組は、進路決定?
  9月 そろそろ、大学院進学組は、進路決定?
 10月 秋の学会に参加しようかな。。。
 12月 ラストスパート(よい正月を迎えられるか?)
翌年2月 卒業研究論文提出、卒論研究発表会
翌年3月 晴れて卒業式

大学院進学希望の学生へ

大学院理工学教育部を希望する学生へ


研究をさらに楽しみたい方へ


青木研究室では、一緒に大気物理学や地球環境科学の研究を楽しみたい方を募集しております。
詳細は、以下の通りですが、必ず、受験する際は、前もって、研究テーマなどを相談してください。
また、募集要項などは、富山大学理学部・大学院理工学教育部 入試案内を参照してください。

 青木研究室では、以下ののような学生を求めています。

  1. 基本的には、卒業研究を希望する学生と同じですが(青木研究室の卒業研究生以外の希望者は、一度、「卒業研究を希望する学生へ」を一読願います。)、より専門性が必要となりますので、希望する学生は、必ず、研究テーマなどについて、青木まで相談してください。
  2. 国内外の大学・研究機関との共同研究はもちろん、卒業研究生もいますので、協調性や挨拶が出来、学部学生の研究生活のお手本となるようにしてください。
  3. 修士課程を希望する学生は、2年間の在学中に、必ず1回以上は、学会にて研究発表をして下さい。
  4. 青木研究室では、他大学出身者もウエルカムです。
  5. 博士課程を希望の学生は、ここで書く必要はないと思いますが、「夢」を持って研究して下さい。

アクセスマップ

青木研究室の行き方


ただいま、作成中です。しばらくお待ちください。

青木のオフィスは、富山大学五福キャンパスにある、理学部2号館3階のB326室です。
2018年から教員室が変更となっていますので、ご注意を!
学生部屋及び、大気観測実験室は、理学部1号館4階のA406室です。